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うれしいこと1

まあこういうことは歌を歌ってるやつのブログとしては書かなくていいことなんだけど、とてもうれしいことなので書きます。ニュースなどで知ってる人もいると思うけど、川崎フロンターレ所属の我那覇和樹選手が昨年Jリーグからドーピング禁止規定違反で処分を受けた問題で、スポーツ仲裁裁判所が我那覇選手の訴えを全面的に認める裁定を下しました。内容はコチラをご覧になっていただきたい。

僕はこの事件(あえて事件と書きます)を一年前のドーピングの疑いがかけられた当初から、どう考えてもJリーグの判断は間違っているとしか思えませんでした。お前が何を知ってるんだと言われるかもしれないけど、Jリーグにそこそこ関心があってネットや新聞雑誌で情報を得ていれば、まっとうな人間なら僕と同じ感想をもったはずです。Jリーグは我那覇と我那覇本人に点滴を施した当時のチームドクターの意見を本当にまったく意に介さず、強引に処分を科しました。Jリーグ全チームのチームドクター全員が連名で不当性を訴えても、その一方的な態度は変わりませんでした。当時はJリーグだけでなくFIFA(国際サッカー連盟)までも我那覇の処分を認めていました。我那覇は代表に呼ばれなくなり、チームドクターは責任を負ってチームを離れます。それで事態は収束しかけました。僕はといえば(世界の端から)言いようのない無力感を感じるしかありませんでした。それでも我那覇は「サッカーを裏切るようなことはしていない」と、我那覇自身に莫大な費用やリスクがかかるCASでの仲裁を申し込み、一年という長い年月を耐え忍んで、今日こういう結果が出たわけです。

先日観戦した等々力競技場の近くで「ちんすこう募金」と銘打って我那覇選手を支援する募金が行われていました。少ないながらもお金を渡し、かわりにちんすこうをもらいました。裁判にかかる費用の足しになれば、なんてことじゃなく、僕自身この件に関して傍観者でいたくなかった。もちろん募金したくらいで当事者づらするつもりはありません。ただ小さいながらも自分が感じた無力感に何か違った形が出ることを自分のこととして受け止めたかったんです。

ここまで書いて、この事件はやはりここで話題にするようなことではない気がしますが、でも今日の裁判の結果は本当に心の底からうれしかった。胸のつっかえがとれた。もやもやがはれた。一年も前の、しかも自分のことじゃないんだけど、こんなにもすっきりするものなのか。誰もと同じように、僕も今までたくさんもやもやを感じて生きてきました。どんなに昔でも、どんなに奥に刺さった小骨でも、自分を信じてもがいていれば、いつかはとれるものかもしれないですね。そう考えると今までどれだけのもやもやがあきらめられて、しみになってしまったのか。ともかく今日はとても嬉しいことがあったことを報告させて下さい。ビールの味がまた格別です。

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コメント (2)

ゆき:

昨日フクアリに行ってきました。
結果は残念でしたが、おもしろい、いいゲームでした。我那覇選手、2試合連続得点でしたね。身体も軽やかで調子がいいのが見て取れました。

私もこの処分には疑問を持っていました。規則やら細かいことはよく分かりませんが、単純に考えて変だと。
川崎だけじゃなく、サッカーが好きな者としてJに意見したつもりでちんすこうをいただいてきました。

いいゲームがまた見たいですね。

tt:

ゆきさんコメントありがとう。
僕らをとりまく今の社会において
スポーツは優良な(有料な)コンテンツです。
巨人のゴンザレス選手の件も含め、
ドーピング問題は現代スポーツの陰の主たる部分です。
僕が我那覇選手の件をわざわざ取り上げたのは、
多くのドーピング問題とは違う臭いがしたからです。
それを僕は悪意だと感じています。
極端に言えば、何人かのコールド・ピープルが
保身のために企てた奸策のようにも思えます。
これ以上話を広げると大変ですのでやめますね。

去年決勝の舞台を見たものとしては、敗退は残念すぎます。
使わないなら呼ばないでくれと言いたくもなります笑。
ジュニーニョが日本人になったらどんな漢字をあてるんだろう?
寿新如?

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